今回は、これからデジタルイラストを始めたいけれど、何から始めればいいのか分からないという方のために、デジタルイラストの基礎入門をご紹介します。
デジタルイラストは最近、人気を集めています。その魅力は、アナログな手描きでは難しい表現が可能になることや、編集や修正が容易に行えることにあります。さらに、デジタルならではの豊富なツールや効率的な作業が魅力とされ、多くのクリエイターがデジタルイラストを取り入れています。
デジタルイラストを始めるには特定のソフトウェアやツールを使いこなす必要があります。この記事では、デジタルイラストの基礎を学ぶための手順をご紹介します。具体的なステップや必要なツール、そして基本的な描画方法について解説していきます。
[デジタルイラストとは?]
デジタルイラストとはパソコンやタブレットを使って描かれるイラストのことです。従来のアナログな手描きとは異なり、デジタルなツールやソフトウェアを使って制作することでより多様な表現が可能になります。
[必要なツールと準備]
デジタルイラストを始めるためには、以下のツールと準備が必要です。これらを揃えておくことで、スムーズに学び始めることができます。
1. デジタルデバイス
デジタルイラストを制作するためには、パソコンやタブレットなどのデジタルデバイスが必要です。
初期の自分はiPadにアップルペンシルと5万円ほどの機材で製作していました。
最初は低コストでこの組み合わせが最強です!!
2. 描画ソフトウェア
デジタルイラストを制作するためには、描画ソフトウェアが必要です。
代表的なソフトウェアとしては「Clip Studio Paint」「Procreate」「アイビスペイント」などがあります。
いろいろなソフトを使いましたが、趣味なら「アイビスペイント」、仕事にしたいなら機能の豊富さで「Clip Studio Paint」がおすすめです。
4. インターネット環境
デジタルイラストの学習には、インターネット環境が必要不可欠です。
オンラインのチュートリアルやYouTube で動画レッスンを活用することで、より効果的に学ぶことができます。
5. 参考資料
デジタルイラストを学ぶ際には、Pinterestなどのウェブサイトなどを参考にすると良いです。
様々なスタイルやテクニックを学ぶことで、自分の創作に新たなアイディアを取り入れることができます。
6. 時間と忍耐
デジタルイラストは、アナログの手描きよりも慣れるまで時間がかかることがあります。
初めは上手くいかないことも多いかもしれませんが、忍耐と努力を持ち続けること何より楽しむことが重要です。
これらのツールと準備を整えることで、デジタルイラストの基礎を学ぶ準備が整います。
自分のスタイルやテクニックを磨くために、積極的に学び、実践してみましょう!
[基本的な描画方法]
デジタルイラストを描く際の基本的な手法は、アナログのイラストと似ています。以下の手順で描いてみましょう。
1. 下描きの作成
描画を始める前に、まずは下描きを作成します。下描きは、キャラクターやオブジェクトの輪郭を軽く描いたもので、後で細部を追加する際のガイドとなります。軽い色や透明なレイヤーで描くことが一般的です。
2. 基本の色を塗る
下描きの上に基本的な色を塗っていきます。これにより、全体のトーンや配色が見えてきます。一般的には大まかな色のブロックを塗ることから始め、後で細かい部分に色を追加していきます。
3. 影やハイライトの追加
立体感を出すために、影やハイライトを追加します。影は物体の形に合わせて暗い色を重ねることで表現し、ハイライトは光が当たる部分に明るい色を重ねることで表現します。レイヤーモードを変えて重ねることで効果的な描写が可能です。
4. ディテールを追加
基本の色が完成したら、細かい部分のディテールを追加していきます。服のしわや髪の毛、表情の変化などを描き込むことでキャラクターやオブジェクトがよりリアルになります。
5. テクスチャやエフェクトの追加
テクスチャやエフェクトを使って、作品に深みや質感を与えることができます。テクスチャを重ねることで布の質感や木の質感を表現し、エフェクトを加えることで光や炎などを演出できます。
6. 最終調整とエフェクト
最後に全体のバランスを調整し、必要ならエフェクトを追加して仕上げます。コントラストや彩度、明るさを調整して全体的な印象を整え、必要に応じてフィルターやブラシを使ってエフェクトを加えます。
デジタルイラストは、独自の表現力を持ち、無限の可能性を秘めた創作活動です。初めての方でも、基本的な手順を理解し、練習を重ねることで素晴らしい作品を生み出すことができます。
挫折せずに継続するためには、日々の練習が大切です。他のイラストレーターの作品を見て刺激を受けることもおすすめです。また、失敗や試行錯誤から学び、自身のスタイルを築いていく楽しみを感じてください。